Wikisource:ウィキソースとは何か

ウィキソースとは何か
このページでは、ウィキソースとは何かについての概略を説明し、その方針等を紹介します。

ウィキソースフリー(自由)な図書館 — はウィキメディア財団のプロジェクトであり、原典や他のあらゆる言語による原典の翻訳物を扱うフリーコンテンツの図書館を創造することを目的としています。

このページではウィキソースが何であるか、何でないか、他のウィキメディアプロジェクトとどこが違うのかを規定します。このページの説明は比較的簡潔ですが、詳細な方針のページへのリンクも含まれています。方針の議論は当該方針の議論ページで行なってください。

歴史

ウィキソース —当初はプロジェクト・グーテンベルクをもじってプロジェクト・ソースバーグと呼ばれていました— は2003年11月に、ウィキペディアの記事を補強するテキストを集める場として開始しました。その後急速に成長し、2005年5月18日までに様々な言語による合計20,000ものテキストが投稿されています。

2005年8月・9月にウィキソースは言語ごとに異なるサブドメインに移行しました。

ウィキソースの歴史については、

をご覧ください。

ウィキソースでは何を収録し、何を除外するか

以下はウィキソースが収録するものの一例です:

  1. 任意の著者による以前に出版された原典
  2. 民族的、あるいは国際的な関心の高い歴史的文書
  3. 原典の翻訳物
  4. ウィキソースに収録されている著者の著作目録

もちろん、投稿内容はこれらに限られません。

一方、以下はウィキソースから除外されるテキストに関する基本的な基準の一部です:

  1. 著作権を侵害しているもの
  2. 投稿者がオリジナルに執筆したもの
  3. 数学のデータ、公式、表
  4. 統計的資料(選挙結果など)
  5. (コンピューターのための)ソースコード

これらは、ウィキソースから除外される最も基本的で明白なものを列挙したに過ぎません。当然ながら、方針や慣習により他にも除外されるものがあるかもしれません。

詳細については、

をご覧ください。

ウィキソースと他のウィキメディアプロジェクト

ウィキソースかウィキブックスか

両者の区別は比較的容易です。

  • ウィキソースは出版されたもの全てに焦点をあてています。ウィキソースは、パブリックドメインの状態にある作品の図書館であると言えます。
  • ウィキブックス投稿者自身が書いた教材です(例:学習ガイド、教室用教科書、授業用解説付き文章など)。

原文への注釈はグレーゾーンであり、ウィキソースとウィキブックスの間に、どちらにも該当する領域があります。このトピックに関する指針については、両プロジェクトの解説ページをご覧ください。

ウィキソースとウィキペディア

ウィキペディアは百科事典であり、一方ウィキソースは図書館です。ウィキペディアには書籍に関する記事が含まれる一方で、ウィキソースは書籍そのものを収録します。両者ともある程度まで著作目録を入力することができます。

翻訳物と使用言語

ウィキソースは多言語プロジェクトです。つまり、記事にはあらゆる言語のものが含まれます。したがって、掲載する資料は誰でもアクセスできるよう、適切に分類し、リンクする必要があります。

一覧表示では、原語版が上位となるように掲載してください。翻訳物もデータベースに加えることができます。翻訳物は、過去に出版されたものでも、独自に翻訳したものでも構いません。ただし、出版物を使う場合、翻訳されたテキストに二次著作権が発生することに留意する必要があります。古典の原語版著者が2,000年前に亡くなっていても、新しい校訂や翻訳には著作権が発生します。

中立的な観点(Neutral Point of View)

中立的な観点(NPOV)は、(全てではありませんが)ほとんどのウィキメディアのプロジェクトに共通して適用される重要ルールです。ウィキソースにおける中立的な観点は、編集者が文章の特定の箇所に独自の強調をしたり、特定の箇所だけを再現したりすることなく、原文を忠実に再現してその内容を保証することを意味します。原文自体が中立的な観点を反映している必要はありません。

対象となる原典の紹介や説明文は、常に中立的な観点から記述する必要があります。

著作権

他のウィキメディアプロジェクトと同様、著作権の規定はウィキソースにも適用されるため、注意する必要があります

著作権の取り扱いの詳細については

をご覧ください。