ヘルプ:改ページ

改ページ
このページでは、Page:名前空間におけるページが分かれる文章に関するよくある問題に対する解決策を説明します。

改ページは、個々のページがPage:名前空間で問題なく表示されていても、文章をトランスクルージョンする際に問題を生じる可能性があります。

ページをまたぐテンプレート 編集

ページをまたぐようにテンプレートを使用したい場合、テンプレートの始め(例 {{fine block|を前のページ、終わりの}}を次のページにおくだけでは正常に動作しません。これはウィキメディア・ソフトウェアがはじめにトランスクルージョン前におのおののページを生成するためであり、そのためソフトウェアはテンプレートが後のページで終了していることに気づきません:通常の文章として扱われるのです。

これを避けるため、「分割」形のテンプレートと、Page:名前空間の編集画面にあるヘッダ欄・フッタ欄(見つからないときはツールバーの[+]ボタンをクリックする)を使います。これは、「始め」と「終わり」のテンプレートが1つだけトランスクルージョン時に現れますが、中身の文章は実際はテンプレートの中にありません。おのおののページはまたPage:名前空間において、ヘッダ欄とフッタ欄を使うことで囲まれます。そのため、トランスクルージョン前後で正常に表示されます。

方法 編集

始めのページ 編集

本文欄
{{fine block/s}}
始めのページの文章
フッタ欄
{{fine block/e}}

間のページ 編集

ヘッダ欄
{{fine block/s}}
本文欄
間のページの文章
フッタ欄
{{fine block/e}}

終わりのページ 編集

ヘッダ欄
{{fine block/s}}
本文欄
終わりのページの文章
{{fine block/e}}

このシステムを使うテンプレート 編集

この方法は多くのテンプレートが使用しています。これらは{{fine block}}のような「ブロック」レベルのテンプレートです。{{smaller}}のような「span」レベルのテンプレートは行をまたぎません。spanテンプレートとページをまたいで実行する必要があるときは、単に始めのページで始めのテンプレートを終え、新しいのを次のページで始めてください。

ページをまたいで使いたいブロック・テンプレートに分割版がないときは、上述のテンプレートを参考に作成してください。未分割版のテンプレートページのドキュメンテーションをトランスクルージョンするのを忘れないでください。

ページをまたぐ表 編集

複数ページに分かれる表は上記の分割テンプレートと同じ仕方で行うことができます。{{template/s}}と{{template/e}}の代わりに表構文の{| と |}を使ってください。広く使われるテーブル・フォーマッティングの一部については、すでに存在する{{block center/s}}と{{TOC begin}}のようにテンプレートを分割し、上述のように使用してください。

複数ページに分かれる表が1度しか現れないときは、テンプレートを作る必要はありません。

方法 編集

始めのページ 編集

本文欄
{| class="class?" style="表のスタイリングをここに"
|-
| 表の内容
フッタ欄

|}

間のページ 編集

ヘッダ欄
{| class="class?" style="表のスタイリングをここに" (始めのページと同じにすること。ページ・ビューにおいて正常に表示されません)
本文欄
{{nop}}
|-
| 続きの表の行
フッタ欄

|}

終わりのページ 編集

ヘッダ欄
{| class="class?" style="表のスタイリングをここに" (始めのページと同じにすること。ページ・ビューにおいて正常に表示されません)
本文欄
{{nop}}
|-
| 続きの表の行
|}

表のフッタでページをまたぐもの 編集

上記と異なるが関連する点は、フッタの内容(特に脚註またはページ番号)が、複数ページにまたがる表の「始め」または「中間」の構成要素の下部に現れるべき場合です。以下のコードは機能するはずに見えますが、実際はうまくいきません。

始めのページ 間のページ
本文欄
{| class="class?" style="表のスタイリングはここに"
|-
|表の内容
|-
フッタ欄
|}
<references/>
ヘッダ欄
{| class="class?" style="表のスタイリングをここに" (始めのページと同じにすること。ページ・ビューにおいて正常に表示されません)
|-
Body
{{nop}}
| 続きの表の行
|-
フッタ
|}
<references/>

現在のソフトウェアのもとでは脚註は、いらだたしいかもしれませんが、表示を期待する場所ではなく、表のに表示されます。

方法 編集

解決策は、以下のように|}のすぐ上のフッタ{{nop}}を挿入することです:

初めのページ 間のページ
本文欄
{| class="class?" style="表のスタイリングはここに"
|-
| 表の内容
|-
フッタ欄
{{nop}}
|}
<references/>
ヘッダ欄
{| class="class?" style="表のスタイリングをここに" (始めのページと同じにすること。ページ・ビューにおいて正常に表示されません)
|-
本文欄
{{nop}}
| 続きの表の行
|-
フッタ
{{nop}}
|}
<references/>

ページをまたぐ脚註 編集

複数ページにわたる脚註は通常と似た方法で扱うことができます。以下の方法は、Page名前空間でも、Main名前空間にトランスクルージョンされたときも、正常に表示されます。

方法 編集

始めのページ 編集

本文欄
Lorem ipsum dolor sit amet,<ref name="p76">dolorem ipsum, quia dolor sit amet,</ref>
フッタ欄
{{smallrefs}}

続きのページ 編集

本文欄
…est laborum.<ref follow="p76">consectetur, adipisci velit…</ref>
フッタ欄
{{smallrefs}}

潜在的な問題 編集

  • <ref name=…>は何でも構いませんが、ページ番号を使うのが好ましいです。
  • 通常<ref follow=…>はページの終わりにあります。しかし、節が変わる場合――別の章にトランスクルージョンされるとき――続きの脚註はページの上部に移動すべきです。そうしなければトランスクルージョンされません。
  • 長い脚註は段落が複数になる可能性があります;キャリッジ・リターンを2つ使って新しい段落を始めようとしても、トランスクルージョンされる脚註では機能しません。――続きの段落をHTMLの段落タグで<p>…</p>のように囲む必要があります。

ページが変わる新しい行 編集

既定のトランスクルージョンの動作は、両ページの文章の間に空白を足すのみです。これは、たとえ改段落があるべき場合でも、間に空白があるべきでない場合も同様です。そのような場合を支援するテンプレートがあります。

テンプレート 入力 表示
{{Hyphenated word start}} or {{hws}} このページの最後の単語が"{{Hyphenated word start|abso|absolutely}} このページの最後の単語が"abso-
{{Hyphenated word end}} or {{hwe}} {{Hyphenated word end|lutely|absolutely}}"と2ページにまたがる。 -lutely"と2ページにまたがる。
{{nop}} ページの終わりが段落の終わりでもある箇所に使う

註:hyphenated word starthyphenated word endはPage名前空間の2ページをまたいでペアにすべきです。Main名前空間にトランスクルージョンされると、正常にハイフンなしの1単語として表示します。