シリヤの聖イサアク全書

第十五説教　第十五説教　黙想の種々なる卓越の事、智（ち）の権（けん）の事、及び祈祷（きとう）の各種類に対して智は其（その）活動を起すに幾何（いくばく）権（けん）あるか、祈祷（きとう）には如何なる界限（かいげん）を天然に与へらるるか、汝は如何なる界限（かいげん）迄（まで）祈祷（きとう）を以て願（ねが）ふの権（けん）あるか、其（その）界限（かいげん）を越（こ）ゆれば汝が行（おこな）ふ所は祈祷（きとう）と名（な）づけらるると雖（いえど）も最早（もはや）祈祷（きとう）には非（あら）ざる事。 / 81p

第十六説教　清潔（せいけつ）なる祈祷（きとう）。 / 82p

第十七説教　物の記憶を以て喚起せらるる肉体の念を離れて深く直覚に入らんを尋（たず）ぬる霊魂の仮定（かてい）。 / 92p

第十八説教　無形体なる者の本性を観察するに就（つい）て問答。 / 98p

第十九説教　主日（しゅじつ）の事及び「スボタ」の事に関する理論の標準及び其（その）比喩的意義。 / 105p

第二十説教　常に庵中（あんちゅう）に居りて独り己を省みんと決心せし者に最（もっとも）必要にして最（もっとも）有益なる日々の想起。 / 109p

第二十一説教　種々（しゅじゅ）なる事項に就（つい）ての問答。 / 111p

第二十一説教の一　/ 111p

第二十一説教の二　/ 122p

第二十一説教の三　/ 129p

第二十一説教の四　/ 142p

第二十二説教　試（し）惑（わく）を恐るる身体は罪の友となる。 / 150p

第二十三説教　黙想を愛する一兄弟（いちけいてい）に遣（つかわ）す書。 / 152p

第二十四説教　同胞にして同教なる兄弟（けいてい）に遣（つかわ）す書。彼は世に居りてイサアクに遇（あ）はんと欲し、其（その）来（きた）らんことを書（しょ）を以（もっ）て勤（つと）め且（かつ）懇願（こんがん）したるによる。 / 159p

第二十五説教　知識の三（みつ）の方法の事、其（その）作用と其（その）意味の同じからざる事、心の信仰の事、信仰に隠（かく）るる奥密（おうみつ）なる富（とみ）の事、此世（このよ）の知識は其（その）方法に於（おい）て信仰の正直（せいちょく）明白（めいはく）と幾（いく）ばく差異（さい）ある事。 / 161p

第二十六説教　知識の第一階級。 / 171p

第二十七説教　知識の第二階級。 / 175p

第二十八説教　知識の第三階級、即（すなわち）完全の階級。 / 176p

第二十九説教　知識の他の方法と其（その）種々なる意味。 / 181p

第三十説教　祈祷の状態の事、及び其他（そのた）読者が小心に守るならは、不断の記憶の為に必要にして多くの関係に有益なる者の事。 / 183p

第三十一説教　遁世的生活の事、及び我等は畏（おそ）れず驚（おどろ）かず神に依頼して心を堅（かた）むべく、確たる信仰を以て勇気なるべし、何となれば神を看守者と為（な）し守護者と為（な）せばなり。 / 191p

第三十二説教　心中内部の奥密（おうみつ）なる儆醒（けいせい）は如何（いかん）して守らるるか嗜眠（しみん）と冷淡は何処（いづこ）より心中に来（きた）りて聖なる熱愛を霊底（れいてい）に消し、霊界天上の事に熱心する精神を奪（うば）ふて神に向（むか）ふを減殺（げんさい）するか。 / 196p

第三十三説教　心中に続生（ぞくせい）し、祈祷を以（もっ）て試みらるる多くの変化の事。 / 200p

第三十四説教　神に近づきて生存し、認識の生活にて日を送る事。 / 202p

第三十五説教　世に服従する事。 / 205p

第三十六説教　或（あ）る顕然（けんぜん）なる奇徴（きちょう）を己の手に有せんことを必要なくして願ひ且（かつ）求むべからざる事。 / 210p

第三十七説教　神は何故（なにゆえ）神を愛する者に誘惑を放任するか。 / 214p

第三十八説教　人に起（おこ）る所の念頭（ねんとう）により如何（いか）なる階級にあるを察知すべし。 / 217p

第三十九説教　霊に属する人々は、身体の肥満に準じ、他の霊界に属するものを知識により幾許（いくばく）看破すべきか、如何（いかん）して智（ち）は其（その）肥満より上に高めらるべきか、之より自由を得（え）ざるは何故（なにゆえ）なるか、智は何時（いつ）如何（いか）なる方法により祈祷の時、妄想なくして止（とど）まるを得（う）べきか。 / 225p

第四十説教　叩拝（こうはい）及び其他（そのた）の事。 / 229p

第四十一説教　沈黙の事。 / 234p

第四十二説教　是（こ）れイサアクが愛する所の一人（ひとり）に与ふる書にして、彼は此中（このうち）に（ア）黙想の奥義（おうぎ）に関する教訓を著し、多くの者が此（この）奥義（おうぎ）を知らざるに依（よ）り、此の神妙なる練修を等閑（とうかん）にし、往往修道士の間に行はるる伝説により庵中（あんちゅう）に留（とど）まることを述（の）ぶ（カ）黙想のことに関する訓話の摘要（てきよう）。 / 241p

第四十三説教　種々なる予想の事、及び各予想の為に必要なる者の事。 / 248p

第四十四説教　黙想を務（つと）むるは思慮ある者に肝要なる事。 / 254p

第四十五説教　精細なる思慮の階級。 / 259p

第四十六説教　真実なる知識の事、試（し）惑（わく）の事、及び陋劣（ろうれつ）薄弱（はくじゃく）にして学ばざる人のみならず、一（いち）時（じ）無（む）慾（よく）を賜（たま）はり、思想の有様に於（おい）ては完全に達して、死者の如くなれると共に一分（いちぶん）は浄潔に近づきし者等も〈欲の上に高く立ちし者等も此（この）世（よ）にある間は其（その）生命を慾なる肉体と結合するにより、神意により格闘の中に居りて肉体の故に慾より擾乱（じょうらん）を受く、故に〉驕傲（きょうごう）に陥りて滅ぶるが為（ため）憐みによりて彼等に試（し）惑（わく）を遣（つか）はさるるを確知するの緊要なる事。 / 265p

第四十七説教　此（この）章（しょう）の意義及び祈祷の事。 / 273p

第四十八説教　道徳の各種及び凡（およそ）の道の完備 / 279p

第四十九説教　信仰と謙徳の事。 / 290p

第五十説教　遁世の益。 / 303p

第五十一説教　人は何に由（よ）りて生命の外部の状態の変ずると共に神秘なる思想にも変化を来（きた）すか。 / 305p

第五十二説教　夜間（やかん）の儆醒（けいせい）及び其（その）行為（こうい）の種々（しゅじゅ）なる方法。 / 311p

第五十三説教　謙遜は如何なる尊敬を受（うく）るか、其（その）階級は如何（いか）に高尚（こうしょう）なるか。 / 314p

第五十四説教　問答各種。 / 322p

第五十五説教　克肖（こくしょう）なる父、奇蹟者シメオンに與（あた）ふる書。 / 326p

第五十六説教　神を愛する事、世（よ）を避（さ）くる事、及び神に於（おい）て安（やす）んずる事。 / 373p

第五十七説教　世より遠ざかる事、及び凡（すべ）て智（ち）を擾（みだ）すものより遠ざかる事、 / 391p

第五十八説教　神は霊魂を益（えき）するが為（ため）慾（よく）に近接（きんせつ）するを許（ゆる）す事、及び苦行的行為の事。 / 411p

第五十九説教　修道士の生活の秩序及び其（その）梗概（こうがい）と区別、徳行（とくこう）は如何（いか）なる様子にて互（たがい）に相（あい）生（しょう）ずるか。 / 428p

第六十説教　世（よ）より極（きわめ）て上（うえ）なる窄（せま）き路（みち）を進行（しんこう）する者に対し魔鬼（まき）の戦（たたか）ふ種々（しゅじゅ）なる手段の事。 / 430p

第六十一説教　心を神に近（ちか）づかしむる為（ため）に人に益するものの事、如何（いか）なる真実の源因（げんいん）は人に助（たすけ）を窃（ひそか）に近（ちか）づかしめて、如何（いか）なる源因（げんいん）は人を謙遜に導くか。 / 443p

第六十二説教　神聖なる書の悔改（かいかい）を奨励（しょうれい）する諭言（ゆげん）、及び人間の弱きに対して此（これ）を陳（の）べられしは人々生活の神より離れて亡ぶるを免（まぬか）れんが為（ため）なる事、及び之を転じて罪を犯す縁由（えんゆ）と為（な）すべからざる事。 / 450p

第六十三説教　修道士の生涯の美は如何（いかん）して保護せらるるか、神に栄（さかえ）を帰（き）するの順序。 / 453p

第六十四説教　神より定められたる黙想の路を進行する者に如何なる転変変化を生ずるか。 / 456p

第六十五説教　黙想者の事、黙想者が其（その）行（こう）為（い）を以（もっ）て無（む）辺（へん）の海に至る、即ち沈黙の生涯に至るを理会し始むるは何（なん）の時（とき）なるか、其（その）労の結果を産するを多少望むを得るは何（なん）の時（とき）なるか。 / 457p

第六十六説教　世（よ）に貧者（ひんしゃ）となりて神（かみ）を尋（たづ）ぬる為（ため）に出発したる神の僕（ぼく）は真理の了解に達せざらんを恐れて尋（たづ）ぬるを停止すべからず、又神聖なるものと神の奥義（おうぎ）の研究を愛するにより生ずる熱愛を冷（ひややか）にすべからざる事、及び智（ち）は慾（よく）の記憶により擾（みだ）さるる事。 / 460p

第六十七説教　神に倚頼（いらい）する種類、当然に神に倚頼（いらい）する者と無思慮に且（かつ）無智にして倚頼（いらい）する者の事。 / 462p

第六十八説教　世を棄（すつ）る事及び自由の交際を慎（つつし）む事 / 468p

第六十九説教　掛念（けねん）を有せざるは黙想者の為に有益にして其（その）出入（しゅつにゅう）は有害なる事。 / 472p

第七十説教　夜間（やかん）の儆醒（けいせい）の行（おこない）の愉快（ゆかい）により神に接近し人に顕然たる者の行路（こうろ）の事及び此（こ）の本人は其（その）生活の凡（すべ）ての日を蜜（みつ）にて養（やしな）はるる事。 / 475p

第七十一説教　罪なる敗壊（はいかい）は如何（いかん）して生（しょう）じ如何（いかん）して止（や）むか、其（その）力（ちから）と勢力の事。 / 481p

第七十二説教　心を守る事、及び幾微なる直覚の事。 / 489p

第七十三説教　神を愛する表徴及び其（その）働（はたらき）の事。 / 491p

第七十四説教　徳行の種類。 / 493p

第七十五説教　不断の禁食（きんしょく）の事、自己に集中して一所（いつしょ）に止（とどま）る事、其（その）結果の事、及び凡（すべ）て此（これ）等（ら）を正しく適用するを知識により区別するを学ぶ事。 / 496p

第七十六説教　沈黙と黙想の事。 / 507p

第七十七説教　肉体上の感動 / 508p

第七十八説教　誘惑の各種類、及び真理の為に起る誘惑を忍耐するは幾許（いくば）く愉快にして、善智なる人は如何なる階級により昇進するか。 / 512p

第七十九説教　驕傲（きょうごう）の事、驕傲なる神の敵の試（し）惑（わく）。 / 517p

第八十説教　徳行（とくこう）の種類の説明及び彼等は各々如何なる価値と如何なる特質を有するか。 / 521p

第八十一説教　肉体と霊魂と智の浄潔。 / 525p

第八十二説教　霊的智慧に充たさるる有益なる主眼 / 526p

第八十三説教　悔改の事。 / 527p

第八十四説教　智識の尺度と信仰の尺度は如何（いか）程（ほど）大（だい）なるか。 / 530p

第八十五説教　謙遜にして聴（き）く者に愛を以（もっ）て告（つ）ぐる有益なる教訓。 / 534p

第八十六説教　心が霊界に進歩する為（ため）神の照管（しょうかん）に依（よ）り我等に喚（かん）起（き）せらるる天使的行動。 / 546p

第八十七説教　人に於（お）ける第二の行為。 / 548p

第八十八説教　光（ひかり）と暗（やみ）の更迭（こうてつ）は何（いづ）れの時にも霊中に起（おこ）る事、及び霊魂は右にも左にも傾く事。 / 550p

第八十九説教　神聖なる熱心の仮面に覆（おお）はるる無智なる熱心の有害なる事、温良及び其（その）他（た）の徳性より生ずる助（たすけ）の事。 / 553p

第九十説教　心ならざる悪（あく）なる念頭（ねんとう）は之（これ）に先だつ思念を等閑（とうかん）にして注意せざるより生ず。 / 564p

第九十一説教　神を愛するより生ずる忍耐の事、及び忍耐により助（たすけ）を得らるる事。 / 571p - 574p

目録/終わり

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シリヤの聖イサアク全書国立国会図書館　デジタルコレクション

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原文:	この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後（団体著作物にあっては公表後又は創作後）100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。 Public domainPublic domainfalsefalse
翻訳文:	この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後（団体著作物にあっては公表後又は創作後）100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。 Public domainPublic domainfalsefalse

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苦行的説教 編集

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苦行的説教編集

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