「プログラマが知るべき97のこと/UNIXツールを友にする」の版間の差分

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「スモール・イズ・ビューティフル」の発想で設計され、オープンソースで書かれたUNIXツールは、今やいたるところで利用されています。たとえばセットトップボックスやDSLルータといったリソースの限られたプラットフォームでも使われています。その種のデバイスでパワフルなGUIが提供されることはまずなく、多くの場合、BusyBoxアプリケーション十が使われています。BusyBoxは、UNIXツールの中でも特に利用頻度の高いもので構成されたアプリケーションです。Windowsで開発をしている場合も、Cygwin環境を導入すれば、UNIXツールと聞いて思いつくようなものが利用できます。Cygwin環境では、UNIXツールが実行ファイルとソースコードの両方の形態で提供されています。
 
既存のツールがどれも自分の希望に合わないという場合も、UNIXツールなら簡単に拡張ができます。いくつか簡単なルールを守ってプログラムを書けばいいのです(言語はどれでもかまいません)。そのルールとは、シングルタスクのプログラムにすること、標準入力からテキスト行としてデータを読み込むこと、実行結果は標準出力に書き込み、その際 ヘッダなどの余計な飾りはけないこと、です。ツールの動作に影響するパラメータはすべてコマンドラインに指定するようにしましょう。これらのルールを守れば、「この世界とそこにあるものはすべて君のもの」、必要十分な機能を持ち、応用範囲の広いツールができるでしょう。