「バラク・オバマのプラハでの演説」の版間の差分
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今年は、チェコ共和国のNATO加盟10周年の節目である。20世紀には、幾多の決断がチェコ共和国の参加なしで下されてきた。大国が諸君の期待を裏切り、あるいは諸君の声を聞かずに諸君の運命を決することもあった。この場で断言しよう。米国は決してチェコ国民に背を向けたりしないと。我々は、共通の価値観、共通の歴史……<ref>この時大きな喝采が湧き上がり、オバマはもう1度言い直した。</ref>。我々は、共通の価値観、共通の歴史、そして恒久的な同盟の約束によって結び付いている。[[w:北大西洋条約|北大西洋条約]]第5条には、如何なる締約国に対する武力攻撃も全締約国に対する攻撃と見做すと明記されている。これは今の時代にも、如何なる時代にも通用する約束である。
米国が攻撃を受けた際<ref>[[w:アメリカ同時多発テロ事件|アメリカ同時多発テロ事件]]を指す。2001年
だが、如何なる同盟も座視している場合ではない。我々はNATO加盟国として協力し、何処から新たな脅威が来ても対処できるよう、非常事態計画を整備せねばならない。国境の内外に関係なく生ずる危険に向き合えるよう、相互の、また世界中の諸国や諸機関との協力を強化せねばならない。そして[[w:ロシア|ロシア]]とは、共通の懸案に関する建設的関係を模索せねばならない。
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世界は暴力や不正立ち向かわねばならない。その際我々は分裂するのではなく、自由な国家として、自由な国民として団結せねばならない。武器を捨てよと言うよりも、武器を取れと言う方が人々の魂を奮起させるものである。だからこそ、我々は共に、平和と進歩を求める声を上げねばならないのである。
それは、今もプラハの街に谺する声である。1968年(昭和43年)の亡霊である。ビロード革命時の歓喜の声である。1度も発砲することなく、核武装せる帝国の打倒を支援したチェコ国民の声である。
人類の運命は、自ら切り開くものである。ここプラハで、より良き未来へと手を伸ばすことによって、我々の過去に敬意を払おうではないか。我々の分裂を克服し、希望を基にさらに前進し、世界をより繁栄した、平和なものとする責任を引き受けようではないか。協力すれば、実現できるのである。
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