「マハトマ・ガンディーの暗殺に際するハリー・S・トルーマンの大統領声明」の版間の差分

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初稿
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2013年2月24日 (日) 08:20時点における版

声明

1948年1月30日

今朝、マハトマ・ガンディー暗殺という悲報を聞いた。私は、インド総督マウントバッテン伯爵へメッセージを送り、彼とインド国民に哀悼を表明した。ガンディーはインドにおける偉大なナショナリストであったが、同時に、国際的名声を有する指導者であった。彼の教えと行動は、多くの者に深い印象を残してきた。彼は過去にも現在でもインド国民から尊敬され、その影響は政治情勢のみならず精神的領域においても感じられた。不幸にも彼は、目指す理想の完全な実現を目にするまで生きられなかったが、その人生と業績は末永く、彼の最大の記念碑となるであろう。国民の地位向上を目指す献身的な奮闘は、彼の弟子である多くのインド指導者らの模範であり続けるに違いない。マハトマが象徴した兄弟愛と平和。それを実現するため、大いなる活力をもって活動してきた彼の犠牲によって、インド国民のみならず全人類が感化されるであろう。

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