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2012年9月15日 (土) 10:33時点における版

校訂おもろさうし 第十四─第二十二

伊波普猷校訂 校訂おもろさうし 南島談話會刊行

いろ〳〵の(能)ゑさ おもろ御さうし 第十四

(一)

一 ぢやなもひや、たが、なちやる、くわ(王)か、
こが、きよらさ、こが、みぼしや、あよるな
もゝちやらのあらて、おちやる、こちやくち、
ぢやなもいし(志)ゆ、あけたれ
ぢやなもいが、ぢやな、うへば(者)る、のぼて、
けやげたる、つよは(八)、
つよからど、かば(者)し(志)や、ある

(二)

一 は(者)なぐす(春)くあんじつきの、大や
花城ちやらつきの、大や
ひとりぐわ(王)の、やぐさぐわ(王)は(者)、なちへ、おちゑ
ほか、あたりに(尓)、うち、あたりに(尓)、あへる
は(者)つかりやが、し(志)たし(志)らびよは(者)、ゑらで
たぢゑらびに(尓)、わ(王)ぢゑらびに(尓)、ゑらで
は(者)(一)た、よみやは(者)、(二)し(志)よ、よみやは(者)、し(志)ちへ、おちへ
は(者)なぐす(春)く、いぢやかわ(王)に(尓)、おれて
かせはゑちへ、ぬのは(者)ゑちへ、おれて
おもひかけず(春)、し(志)より、あくかべ、いきやて、
ま人たも、こが、みぼしや、ありよれ
おきてたも、こが、きよらさ、あ(り)よれ

底本

伊波普猷『校訂おもろさうし 第三巻』 郷土研究社 1925年

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