「鉄道唱歌/地理教育 鉄道唱歌 第ニ 上野高崎信越間」の版間の差分
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#{{r|天|てん}}{{r|狗|ぐ}}の{{r|剃|そ}}りし{{r|髭岩|ひげいは}}と ともにしらるゝ{{r|妙|めう}}{{r|義|ぎ}}{{r|山|さん}} {{r|松|まつ}}{{r|井田去|ゐださ}}りて{{r|道|みち}}一{{r|里|り}} {{r|新堀|しんほり}}{{r|五|ご}}{{r|料後|れうあと}}にして
#つくは{{r|橫川碓|よこがはうす}}{{r|氷|ひ}}{{r|川|がは}} {{r|川|かは}}{{r|瀨|せ}}の{{r|波|なみ}}に{{r|珠|たま}}はしる、{{r|吾嬬|あがつま}}ばやと{{r|呼|よ}}ばゝりし {{r|碓|うす}}{{r|氷|ひ}}{{r|峠|たうげ}}はこゝぞかし、
#{{r|留|とめ}}{{r|夫|ぶ}}の{{r|山|やま}}にふるあとの {{r|名|な}}{{r|殘|ごり}}とゞむる{{r|蕨|わらび}}{{r|餠|もち}} {{r|嶺|みね}}にも{{r|尾|を}}にもおりかくる もみぢの{{r|錦|にしき}}{{r|綾|あや}}なして
#{{r|秋|あき}}の{{r|景|け}}{{r|色|しき}}は{{r|外|ほか}}にまた たぐひまれなりトン子ルの {{r|數|かず}}は{{r|合|あは}}せて二十六 {{r|長|なが}}さは{{r|總|すべ}}て三{{r|哩|まいる}}
#{{r|一|ひと}}つを{{r|送|おく}}りやがて{{r|又|また}} {{r|一|ひと}}つ{{r|迎|むか}}ふる{{r|有様|ありさま}}は {{r|暗|やみ}}より{{r|出|い}}でゝ{{r|暗|やみ}}に{{r|入|い}}る {{r|心|こゝ}}{{r|地|ち}}せられていとおかし、
#{{r|人|ひと}}の{{r|往還|ゆきかひ}}{{r|絕|た}}えたりし {{r|山|やま}}のいたゞきたひらげて {{r|拓|ひら}}きし{{r|熊|くま}}の{{r|平|たひら}}{{r|驛|えき}} いともさびしき{{r|山|やま}}{{r|家|が}}なり、
#{{r|碓|うす}}{{r|氷|ひ}}の{{r|西|にし}}の{{r|輕|かる}}{{r|井|ゐ}}{{r|澤|さは}} {{r|海|うみ}}を{{r|拔|ぬ}}くこと四千{{r|尺|じやく}} {{r|四|し}}{{r|面|めん}}に{{r|山|やま}}を{{r|繞|めぐ}}らして {{r|夏|なつ}}の{{r|暑|あつ}}さも{{r|知|し}}らぬなり、
#{{r|御代田小|みよだこ}}{{r|諸|もろ}}を{{r|後|あと}}にして {{r|田|た}}{{r|中大|なかおほ}}{{r|屋|や}}に{{r|上|うへ}}{{r|田|だ}}{{r|驛|ゑき}} {{r|眞|さな}}{{r|田|だ}}が{{r|城|しろ}}のその{{r|趾|あと}}は さびしき{{r|月|つき}}ぞまもるなる、
#{{r|坂城|さかしろ}}{{r|出|い}}でゝ{{r|西|にし}}{{r|向|む}}けば {{r|姨捨山|うばすてやま}}に{{r|照|て}}る{{r|月|つき}}の {{r|田|た}}{{r|每|ごと}}にうつる{{r|秋|あき}}の{{r|夜|よ}}も {{r|思|おも}}ひ{{r|知|し}}られておもしろし、
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