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いをせめ。{{r|聞絶|もんぜつ}}{{r|顛倒|てんどう}}の有さまは。すさまじかりける{{r|次|し}}
いをせめ。{{r|聞絶|もんぜつ}}{{r|顛倒|てんどう}}の有さまは。すさまじかりける{{r|次|し}}
第なり。時に名主見るに忍びず。しばらく{{〱}}{{r|苦痛|くつう}}を
第なり。時に名主見るに忍びず。しばらく{{〱}}{{r|苦痛|くつう}}を
やめよ。{{r|汝|なんぢ}}が望にまかせ。{{r|石佛をたてゝ与|あ}}たふべし。此間
やめよ。{{r|汝|なんぢ}}が望にまかせ。石佛をたてゝ{{r|与|あ}}たふべし。此間
{{r|三海道|みつかいどう}}に。石佛の{{r|如意輪像|によいりんそう}}。二尺あまりと見えたるが
{{r|三海道|みつかいどう}}に。石佛の{{r|如意輪像|によいりんそう}}。二尺あまりと見えたるが
其{{r|領|りやう}}をたづぬるに。金子弐分とかや{{r|答|こた}}へたり。かほどなる
其{{r|領|りやう}}をたづぬるに。金子弐分とかや{{r|答|こた}}へたり。かほどなる