「北冥有魚」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
6行目:
 
蜩(チョウ)と鷽鳩(カクキュウ)と之を笑いて曰く、我決起して飛び、楡枋に槍る。時に則ち至らずして地に控するのみ。奚ぞ之が九万里を以ってして南するを為さん、と。莽蒼に適くも者は、三飡にして反るも、腹猶お果然たり。百里に適く者は、宿に糧を舂き、千里に適く者は三月糧を聚(あつ)む、と。之の二虫又何をか知らん。小知は大知に及ばず、小年は大年に及ばず。奚(なに)を以って其の然るを知る。朝菌は晦朔を知らず、蟪蛄は春秋を知らず。此れ小年なり。楚の南に冥霊なる者有り。五百歳を以って春と為し、五百歳を秋と為す。上古、大椿なる者有り。八千歳を以って春と為し、八千歳を秋と為す。而して彭祖は乃今久しきを以って特り聞こゆ。衆人之に匹せんとする、亦悲しからずや。
 
[[Category:宗教|宗教]]