「北冥有魚」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
CES1596 (トーク | 投稿記録)
編集の要約なし
CES1596 (トーク | 投稿記録)
編集の要約なし
7行目:
}}
 
北冥有魚,其名曰鯤。鯤之大,不知其幾千里也。化而為鳥,其名為鵬。鵬之背,不知其幾千里也;怒而飛,其翼若垂天之雲。是鳥也,海運則將徙於南冥。南冥者,天池也。《齊諧》者,志怪者也。《諧》之言曰:「鵬之徙於南冥也,水擊三千里,搏扶搖而上者九萬里,去以六月息者也。」野馬也,塵埃也,生物之以息相吹也。天之蒼蒼,其正色邪?其遠而無所至極邪?其視下也,亦若是則已矣。}}
 
{{*|北冥に魚有り、其の名を{{r|鯤|コン}}と為す。鯤の大いなる、其の幾千里なるを知らず。化して鳥と為る。其の名を{{r|鵬|ホウ}}と為す。鵬の背、其の幾千里なるを知らず。怒して飛べば、其の翼は垂天の雲の若し。是の鳥や、海運れば則ち将に南冥に{{r|徒|うつ}}らんとす。南冥とは天池なり。}}

{{*|《齊諧》者,志怪者也。《諧》之言曰:「鵬之徙於南冥也,水擊三千里,搏扶搖而上者九萬里,去以六月息者也。」野馬也,塵埃也,生物之以息相吹也。天之蒼蒼,其正色邪?其遠而無所至極邪?其視下也,亦若是則已矣。

{{*|{{r|斉諧|セイカイ}}とは、怪を志す者なり。諧の言に曰く、鵬の南冥に徒るや、水の撃すること三千里、扶揺を搏ちて上る者九万里、去りて六月を以って息う者なり。野馬や塵埃や、生物の息を以って相吹くなり。天の蒼蒼たる、其の正色か。其の遠くして至極する所無きか。其の下を視るや、亦是の若くならんのみ。}}
 
且夫水之積也不厚,則其負大舟也無力。覆杯水於坳堂之上,則芥為之舟;置杯焉則膠,水淺而舟大也。風之積也不厚,則其負大翼也無力。故九萬里,則風斯在下矣,而後乃今培風;背負青天而莫之夭閼者,而後乃今將圖南。