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こヽに出せる風雷二神の形象は、何れの時、何人が始めて描き出ししものなるやを詳にせざれども、印度の古經典に依れるものにはあらざるが如し
 
[[w:俵屋宗達|俵屋宗逹]]、氏は野々村、字は伊年、對青軒と號す、能登に生れ、加賀の金澤に住し、[[w:狩野永徳|狩野永徳]](西暦一五四三年――一五九〇年)を師として丹青の技を修め、後日本の古畫を參酌して一家を成せり、其生死年月は詳ならず、畫風は[[w:本阿弥光悦|本阿彌光悦]](西暦一五五八年――一六三七年)に似て、設色濃潤なれども、格調卑俗ならず、有名なる[[w:尾形光琳|尾形光琳]](西暦一六六一年――一七一六年)は、實にこの宗を慕ふて、畫界に一派を開きたるなり、聞く光琳が臨模せる二天の圖は、現に一貴紳の家に藏せるよしにて、其流麗或はこの圖に過ぐることあらんも、氣韻に至ては遠く及ばざるを認むと云ふ、以て宗が造詣の如何に深奧なるやを悟るべし
 
== The Two Gods, Wind and Thunder. ==
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