線に関する覚書1

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(宇宙は冪に依る冪に依る)

(人は数字を捨てよ)

(静かにオレを電子の陽子にせよ)


スペクトル


軸X 軸Y 軸Z

速度etcの統制例へば光は秒速三〇〇〇〇〇キロメートル逃げることが確かなら人の発明は秒速六〇〇〇〇〇キロメートル逃げられないことはキツトない。それを何十倍何千倍何万倍何億倍何兆倍すれば人は数十年数百年数千年数万年数億年数兆年の太古の事実が見れるじやないか。それを又絶えず崩壊するものとするか、原子は原子であり原子であり原子である。生理作用は変移するものであるか、原子は原子でなく原子でなく原子でない、放射は崩壊であるか、人は永劫である永劫を生き得ることは生命は生でもなく命でもなく光であることである


嗅覚の味覚と味覚の嗅覚


(立体への絶望に依る誕生)

(運動への絶望に依る誕生)

(地球は空巣である時封建時代は涙ぐむ程懐かしい)

線に関する覚書2

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1+3

3+1

3+1 1+3

1+3 3+1

1+3 1+3

3+1 3+1

3+1

1+3


線上の一点 A

線上の一点 B

線上の一点 C


A+B+C=A

A+B+C=B

A+B+C=C


二線の交点 A

三線の交点 B

数線の交点 C


3+1

1+3

1+3 3+1

3+1 1+3

3+1 3+1

1+3 1+3

1+3

3+1


(太陽光線は、凸レンズのために収斂光線となり一点において赫々と光赫々と燃えた、太初の僥倖は何よりも大気の層と層とのなす層をして凸レンズたらしめなかつたことにあることを思ふと楽しい、幾何学は凸レンズの様な火遊びではなからうか、ユウクリトは死んだ今日ユウクリトの焦点は到る処において人文の脳髄を枯草の様に焼却する収斂作用を羅列することに依り最大の収斂作用を促す危険を促す、人は絶望せよ、人は誕生せよ、人は誕生せよ、人は絶望せよ)


線に関する覚書3

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nPn=n(n-1)(n-2)……(n-n+1)


(脳髄は扇子の様に円迄開いた、そして完全に廻転した)

線に関する覚書4(未定稿)

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弾丸が一円壔を走つた(弾丸が一直線に走つたにおける誤謬らの修正)


正六砂糖(角砂糖のこと)


瀑筒の海綿質塡充(瀑筒の文学的解説)


線に関する覚書5

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人は光よりも迅く逃げると人は光を見るか、人は光を見る、年齢の真空において二度結婚する、三度結婚するか、人は光よりも迅く逃げよ。


未来へ逃げて過去を見る、過去へ逃げて未来を見るか、未来へ逃げることは過去へ逃げることゝ同じことでもなく未来へ逃げることが過去へ逃げることである。拡大する宇宙を憂ふ人よ、過去に生きよ、光よりも迅く未来へ逃げよ。


人は再びオレを迎へる、人はより若いオレに少くとも相会す、人は三度オレを迎へる、人は若いオレに少くとも相会す、人は適宜に待てよ、そしてフアウストを楽めよ、メエフイストはオレにあるのでもなくオレである。


速度を調節する朝人はオレを集める、オレらは語らない、過去らに傾聴する現在を過去にすることは間もない、繰返される過去、過去らに傾聴する過去ら、現在は過去をのみ印刷し過去は現在と一致することはそのことらの複数の場合においても同じである。


聯想は処女にせよ、過去を現在と知れよ、人は古いものを新しいものと知る、健忘よ、永遠の忘却は忘却を皆救う。


来るオレは故に無意識に人に一致し人よりも迅くオレは逃げる新しい未来は新しくある、人は迅く逃げる、人は光を通り越し未来において過去を待ち伏す、先づ人は一つのオレを迎えよ、人は全等形においてオレを殺せよ。


人は全等形の体操の技術を習へよ、さもなければ人は過去のオレのバラバラを如何にするか。


思考の破片を食べよ、さもなければ新しいものは不完全である、聯想を殺せよ、一つを知る人は三つを知ることを一つを知ることの次にすることを已めよ、一つを知ることの次は一つのことを知ることをなすことをあらしめよ。


人は一度に一度逃げよ、最大に逃げよ、人は二度分娩される前に××される前に祖先の祖先の祖先の星雲の星雲の星雲の太初を未来において見る恐ろしさに人は迅く逃げることを差控へる、人は逃げる、迅く逃げて永遠に生き過去を愛撫し過去からして再びその過去に生きる、童心よ、童心よ、充たされることはない永遠の童心よ。


線に関する覚書6

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数字の方位学


4 4 4 4


数字の力学


時間制(通俗思考に依る歴史性)


速度と座標と速度


4+4


4+4


4+4


4+4


etc


人は静力学の現象しないことゝ同じくあることの永遠の仮説である、人は人の客観を捨てよ。


主観の体系の収斂と収斂に依る凹レンズ。


4 第四世


4 千九百三十一年九月十二日性。


4 陽子核としての陽子と陽子との聯想と選択。


原子構造としてのあらゆる運算の研究。


方位と構造式と質量としての数字の性状性質に依る解答と解答の分類。


数字を代数的であることにすることから数字を数字的であることにすることから数字を数字であることにすることから数字を数字であることにすることへ(1234567890の疾患の究明と詩的である情緒の棄場)


数字のあらゆる性状 数字のあらゆる性質 このことらに依る数字の語尾の活用に依る数字の消滅


算式は光と光よりも迅く逃げる人とに依り運算せらること。


人は星―天体―星のために犠牲を惜むことは無意味である、星と星との引力圏と引力圏との相殺に依る加速度函数の変化の調査を先ず作ること。

線に関する覚書7

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空気構造の速度―音波に依る―速度らしく三百三十メートルを模倣する(何と光に比しての甚だししき劣り方だらう)


光を楽めよ、光を悲しめよ、光を笑へよ、光を泣けよ。


光が人であると光は鏡である。


光を持てよ。


――


資格のナマエを持つことは計画の嚆矢である。視覚のナマエを発表せよ。


□ オレのナマエ。


△ オレの妻のナマエ(既に古い過去においてオレのAMOUREUSEは斯くの如く聡明である)


視覚のナマエの通路は設けよ、そしてそれに最大の速度を与へよ。


――


ソラは視覚のナマエについてのみ存在を明らかにする(代表のオレは代表の一例を挙げること)


蒼空、秋空、青天、長天、一天、蒼穹(非常に窮屈な地方色ではなからうか)ソラは視覚のナマエを発表した。


視覚のナマエは人と共に永遠に生きるべき数字的である或る一点である、視覚のナマエは運動しないで運動のコヲスを持つばかりである。


――


視覚のナマエは光を持つ光を持たない、人は視覚のナマエのために光よりも迅く逃げる必要はない。


視覚のナマエらを健忘せよ。


視覚のナマエを節約せよ。


人は光よりも迅く逃げる速度を調節し度々過去を未来において淘汰せよ。

 

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