暮春。柳堤晩歸


白文 書き下し文
徐歩仙陂畔 徐歩す千波湖畔
晩来風景多 晩来風景多し
山間烟縹緲 山間に煙は縹緲として
天上月婆娑 天上に月は婆娑たり
戯折堤中柳 戯れに堤中の柳を折り
静観湖面波 静かに湖面の波を観る
浮沈人世事 浮沈す人世のこと
感慨総何如 感慨総べて如何にか

出典 編集

  • 『幽谷全集』422p
 

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。