暫ク從前ノ法令ヲ援用スルノ件

• 大同元年4月1日教令第3号
• 施行:大同元年3月9日 → 第4条
• 常用漢字表記:暫ク従前ノ法令ヲ援用スルノ件
• 註: 以下のリストに掲載される漢字はJIS X 0208外の異体字であり、Unicode表のBMP（基本多言語面、0面）が正しく表示できない環境によっては正しく記されない可能性がある。尚U+FA30からU+FA60の文字は、JIS X 0213対応のフォント（IPAフォント等）による記述を行っている。

  • 凡例

    親字 → 異体字 (Unicode番号) ; 異体字の説明。

  • 教 → 敎 (U+654E) ; 偏が「希」の「巾」を「子」とした部分となる字形
  • 尚 → 尙 (U+5C19) ; 「敞」の偏部分となる字形
• 註: このページでは、法令沿革が不明なため現在表示されている文章が最新の条文（廃止・消滅・実効性喪失しているのならば、その直前の条文を指す。）という保証はできません。なお特に説明がない場合は、公布された直後の条文を載せています。

茲ニ暫ク從前ノ法令ヲ援用スルノ件ヲ制定シ之ヲ公布セシム

執政　 溥儀印

大同元年三月九日

國務總理　 鄭孝胥

敎　 令第三號

暫ク從前ノ法令ヲ援用スルノ件

第　 一　 條　 從前施行セル法令ハ建國ノ主旨國情及法令ニ抵觸セサル條項ニ限リ一律ニ之ヲ援用ス

第　 二　 條　 前條ノ規定ニ抵觸スルニ由リ援用スヘキ法令ナキトキハ國民政府ノ法令ニ依リ其ノ效力ヲ失ヒタル法令ト雖モ前條ノ規定ニ該當スル條項ハ其ノ效力ヲ恢復シテ之ヲ援用ス

第　 三　 條　 前二條ノ規定ニ依リ尙適用スルモノナキトキハ從來ノ習慣及慣行ニ依リ習慣又ハ慣行ナカイトキハ條理ニ依ル可シ

第　 四　 條　 本令ハ大同元年三月九日ヨリ施行ス