故郷の空(こきょうのそら)

  • 作詞: 大和田建樹(1857 - 1910)
  • 作曲: 不詳
  • 掲載: 大和田建樹、奥好義同選『明治唱歌 第一集』中央堂、1888年(明治21年)5月
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『明治唱歌 第一集』(1884年)

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故郷の空大和田建樹 作歌

(一)夕空(ゆふそら)はれてあきかぜふき
つきかげ落(お)ちて鈴虫(すゞむし)なく。
おもへば遠(とほ)し故郷(こきやう)のそら。
あゝわが父母(ちゝはゝ)いかにおはす。

(二)すみゆく水(みづ)に秋萩(あきはぎ)たれ
玉(たま)なす露(つゆ)はすゝきにみつ。
おもへば似(に)たり故郷(こきやう)の野邊(のべ)。
あゝわが兄弟(はらから)たれと遊(あそ)ぶ。


  • 振り仮名は括弧を用いて表記した。変体仮名は現在用いられる仮名に改めた。
 

この作品は1929年1月1日より前に発行され、かつ著作者の没後(団体著作物にあっては公表後又は創作後)100年以上経過しているため、全ての国や地域でパブリックドメインの状態にあります。