平治物語
- 平治物語 (校註日本文學大系) (外部のデジタル化資料)(2021年より収録可能)
- 平治物語 (國文大觀) (外部のデジタル化資料)
平治物語の底本一覧
『平治物語』(へいじものがたり)は、平治の乱の顛末を描いた軍記物語。
作者不詳。平治元年(1159)、後白河上皇方最大の武力勢力であった平清盛が熊野参詣に出かけた隙を狙って、かねてから藤原通憲(信西)と後白河の寵愛をめぐって権力争いを起こしていた藤原信頼が、保元の乱での賞与などで平家の圧迫に不満を覚えていた源義朝を語らって挙兵する。上皇を大内裏で監禁、通憲を殺害し一度は権勢を握るものの、熊野から引き返した平清盛に敗れ、信頼は処刑、義朝も暗殺される。以降、平家政権の全盛や没落、鎌倉幕府の成立などまでを描いた諸本も多い。— ウィキペディア日本語版「平治物語」より。