坂本龍馬の手紙/慶応2年2月3日付印藤肇宛

三吉兄ハ此頃御同行ニて薩
邸ニ入候間、御安心可被遣候。然ニ
去月伏見船宿寺田屋ニて
一宿仕候節、幕府人数と
一戦争仕候。其故ハ此度参ル
寺内新右門参候間、御聞取
奉願候。餘ハ拝顔の上、万〻。
   二月三日     謹言。
    印藤様     龍拝