国際連合安全保障理事会決議第2728号
決議第2728号（2024年）
2024年3月25日、安全保障理事会第9586回会合で採択
安全保障理事会は、
国際連合憲章の目的と原則に導かれ、
パレスチナ問題を含む中東情勢に関する全ての関連決議を想起し、
全ての当事者に対し、国際人道法および国際人権法を含む国際法の下での義務を遵守するよう改めて要求し、この点に関し、文民および民用物に対する全ての攻撃、ならびに文民に対する全ての暴力および敵対行為、ならびに全てのテロ行為を遺憾とし、人質の拘束が国際法の下で禁止されていることを想起し、
ガザ地区における壊滅的な人道状況に関する深い懸念を表明し、
敵対行為の停止、人質の解放、人道援助の提供、分配の増大を目的としたエジプト、カタールおよび米国による進行中の外交努力を認識し、
1. 恒久的かつ持続可能な停戦につながる、全ての当事者によって尊重されるラマダーン月間の即時停戦を要求し、また、全ての人質の即時かつ無条件の解放を要求し、彼らの医療その他の人道的ニーズに対処するための人道的アクセスを確保すること、更に、当事者が拘束している全ての人に関し、国際法上の義務を遵守することを要求する。
2. ガザ地区全体における人道支援の流れの拡大と、文民保護の強化に対する緊急の必要性を強調し、国際人道法ならびに決議第2712号（2023年）および第2720号（2023年）に沿って、大規模人道支援の提供に対する全ての障壁の撤廃を改めて要求する。
3. この問題を積極的に把握し続けることを決定する。
この文書は、国際連合の公式文書であり、パブリックドメインの状態にあります。次の文書は、国際連合のAdministrative Instruction ST/AI/189/Add.9/Rev.2により、世界中でパブリックドメインの状態に置かれています（これは参考要旨です）。
- 国際連合の機関又は会議の手続に関する公式記録（議事録、付属機関・関連機関への報告書、決議集等）
- シンボルマークを付して公式に発表された国際連合の文書
- 国際連合の広報資料（主に国際連合の活動を周知するために作成された出版物、定期刊行物、パンフレット、プレスリリース、カタログ等。ただし販売されているものを除く。）
