主の祈り

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プロテスタント1880年訳（文語）

天にまします我らの父よ
願わくは
御名をあがめさせ給え
御国を来たらせ給え
御心の天に成る如く地にもなさせ給え
我等の日用の糧を今日も与え給え
我等に罪を犯す者を我らが赦す如く我らの罪をも赦し給え
我等を試みに遭わせず悪より救い出し給え
国と力と栄えとは限りなく汝のものなれば成り

アーメン

カトリック教会（1935年　文語）

天（てん）に在（ましま）す我（われ）等（ら）の父（ちち）よ

願（ねがは）くは

御名（みな）の尊（たふと）まれんことを

御国（みくに）の格（きた）らんことを

聖旨（みむね）の天（てん）に行（おこな）はるる如（ごと）く地（ち）にも行（おこな）はれんことを

我（われ）等（ら）の日用（にちよう）の糧（かて）を今日（こんにち）我（われ）等（ら）に与（あた）へ給（たま）へ

我（われ）等（ら）が人（ひと）に赦（ゆる）す如（ごと）く我（われ）等（ら）の罪（つみ）を赦（ゆる）し給（たま）へ

我（われ）等（ら）を誘試（こころみ）に引（ひ）き給（たま）はざれ

我（われ）等（ら）を悪（あく）より援（すく）ひ給（たま）へ

アメン

日本聖公会（1903年小祈祷書）

天（てん）に在（ましま）す我（われ）等（ら）の父（ちち）よ

願（ねがは）くは

聖名（みな）を聖（せい）となさしめ給（たま）へ

聖国（みくに）を臨（きた）らしめ給（たま）へ

聖旨（みこころ）を天（てん）に於（おけ）る如（ごと）く　地（ち）にも行（おこな）はしめ給（たま）へ

我（われ）等（ら）の日用（にちよう）の糧（かて）を今日（こんにち）もあたへ給（たま）へ

我（われ）らに罪（つみ）を犯（おか）すものを我（われ）ら赦（ゆる）す如（ごと）く　我（われ）等（ら）の罪（つみ）をも赦（ゆる）したまへ

我（われ）等（ら）を試（こころみ）に遇（あは）せず　悪（あく）より救（すく）ひ出（いだ）したまへ

アーメン

長老教会（1933年　文語）

天（てん）に在（いま）す我（われ）等（ら）の父（ちち）よ

願（ねがは）くは御名（みな）の崇（あが）められんことを

御（み）国（くに）の来（きた）らんことを

御意（みこころ）の、天（てん）の如（ごと）く、地（ち）にも行（おこな）はれんことを

我（われ）等（ら）の日用（にちよう）の糧（かて）を今日（けふ）も與（あた）へ給（たま）へ

我（われ）等（ら）に負債（おひめ）ある者（もの）を我（われ）等（ら）の免（ゆる）したる如（ごと）く、我（われ）等（ら）の負債（おひめ）をも免（ゆる）し給（たま）へ

我（われ）等（ら）を嘗試（こころみ）に遇（あ）はせず、悪（あく）より救（すく）ひ出（いだ）し給（たま）へ

国（くに）と権（ちから）と栄（さかえ）は窮（かぎ）り無（な）く爾（なんぢ）の有（もの）なればなり　アーメン

カトリック・聖公会共通口語訳

天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように、
み国が来ますように、
み心が天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。

国と力と栄光は、永遠にあなたのものです　アーメン

日本ハリストス正教会「天主経」

天（てん）に在（いま）す我（われ）等（ら）の父（ちち）や。

願（ねがはく）は爾（なんぢ）の名（な）は聖（せい）とせられ。

爾（なんぢ）の國（くに）は來（きた）り。

爾（なんぢ）の旨（むね）は天（てん）に行（おこな）はるるが如（ごと）く、

地（ち）にも行（おこな）はれん。

我（わ）が日（にち）用（よう）の糧（かて）を今（こん）日（にち）我（われ）等（ら）に與（あた）へ給（たま）へ。

我（われ）等（ら）に債（おひめ）ある者（もの）を我（われ）等（ら）免（ゆる）すが如（ごと）く、

我（われ）等（ら）の債（おひめ）を免（ゆる）し給（たま）へ。

我（われ）等（ら）を誘（いざなひ）に導（みちび）かず、

猶（なほ）我（われ）等（ら）を凶（きょう）惡（あく）より救（すく）ひ給（たま）へ。

（司祭が居る場合、以下司祭朗誦・高声）

蓋（けだ）し國（くに）と權能（けんのう）と光榮（こうえい）は爾（なんじ）父（ちち）と子（こ）と聖神゜（せいしん）に歸（き）す、

今（いま）も何時（いつ）も世々（よよ）に。

「アミン」。

（司祭が居ない場合は以下、但し唱えられない事も多い）

蓋（けだ）し國（くに）と權能（けんのう）と光榮（こうえい）は爾（なんじ）に世々（よよ）に歸（き）す「アミン」。