パキスタンの核実験に抗議し、あらゆる国に今後の核実験中止を求める決議
五月三十日、パキスタンは二十八日の地下核実験に引き続き、我が国及び国際社会の抗議と自制を求める声を無視する形で二回目の核実験を強行した。かかる行為は、地球環境と生態系を破壊し、さらに世界の大多数の国が支持している核不拡散体制への重大な挑戦であり、南西アジア地域のみならず地球規模での核開発競争を惹起させるおそれがある。
本院は、パキスタンの核実験に厳重に抗議し、パキスタンが直ちに今後の核実験を中止し、無条件に核不拡散条約及び包括的核実験禁止条約に加入することを強く求めると同時に、インドを含めた全ての国家が核不拡散と核軍縮に真に努めることを希求する。
政府は、本院の趣旨を体し、パキスタン政府に対し、核実験と核兵器開発の即時停止を求め、同時に包括的核実験禁止条約の早期発効に一層努力すべきである。
右決議する。
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