トーク:馬太傳福音書(明治元訳)

ソーステキストを元に四福音書(明治元訳)をPDF化してみました。讀合はせはしてをりませんが、最初の叩き臺として投稿します。Fontの埋込みをしてゐませんので、日本語版 Adobe Acrobat Reader でお讀みください。

1. ※印のコメントは除いた 2. 麪と麫が混在してゐるので「麪」に統一した 3. 「湱」のglyphがAdobe-Japan1-6コレクション中に無いため、「氵」と「砉」を合成して表示するやうにした 4. 字體はできるかぎり正字體に改めた。ただし「又」の筆押さへなどAdobe-Japan1-6コレクション中にglyphの無いものは對應できてゐない 5. ルビは原則肩付ルビとしたが、「彼等(かれら)」など元ソースが熟語一纏めにルビを振つてゐるものについては對應できてゐない → 一部熟語について對應した 6. 親文字揃へができてゐません 7. 節番號とそれに續く本文との間に改行が入らないやう禁則處理をしたつもりですが、所所うまく行つてをりません 8. 「あっき」「じゆう」「ぶどう」など明かな假名遣ひの誤りを正した

馬太傳福音書 馬可傳福音書 路加傳福音書 約翰傳福音書

Font埋込版を加へました。 馬太 馬可 路加 約翰

2018-03-19 以下を更新した。 5. ルビは出来うる限り肩付ルビとした 6. 不相變親文字揃へができてゐません 7. 節番號とそれに續く本文との間に改行が入らないやう禁則處理を多少ましにした 8. 假名遣ひの誤りは氣付いた箇所についてWikisourceの方を編集したがその際基本原本のままとした。(例へば「自由」の假名が「じゆう」となつてゐるのは明治二九年新約全書に倣つた)又、明治二九年新約全書では「首石」は「をやいし」となつてゐる箇所があるが、元のWikisourceを尊重して「おやいし」の儘に置いた。 9. PDFをひととほり眺め氣付いた箇所について明治二九年新約全書に從ひWikisourceを修正した 10. 章建てを頁の上隅に記載するやうにした

2018-03-20: 使徒行傳を加へた。羅馬書を加へた。 使徒行傳 羅馬書

2018-03-24: 欽定英譯版との對譯をつくつてみました。 KJV馬太傳福音書 KJV馬可傳福音書 KJV路加傳福音書 KJV約翰傳福音書

2018-03-28: 哥林多前後書と加拉太書と以弗所書と哥羅西書を加へた。 哥林多前書 哥林多後書 加拉太書 以弗所書 腓立比書 哥羅西書

2018-04-04: 帖撒羅尼迦前後書、提摩太前後書、提多書、腓利門書、希伯來書、雅各書、彼得前後書、約翰第一第二第三書、猶太書、約翰黙示録を加へた。 帖撒羅尼迦前書 帖撒羅尼迦後書 提摩太前書 提摩太後書 提多書 腓利門書 希伯來書 雅各書 彼得前書 彼得後書 約翰第一書 約翰第二書 約翰第三書 猶太書 約翰黙示録

2018-04-14: 明治譯にできるかぎり沿つた、變體假名、踊り字、傍線などを附加した路加傳福音書を投稿します。KJVとの對譯も用意しました。横書きで傍線が上についてゐるのは愛嬌といふことで。

筆押へ IPAmj明朝フォントが筆押への有る「又」などのglyphを用意してくれてをり、これに對應したTeXパッケージもあることを知り、Adobe-Japan-1-6に無い幾つかの字體への對應をした。あまり奇麗なフォントではないが無いよりはと我慢する。

變體假名 また、此のフォントでは、一部、變體假名も出せることがわかり、これを使つてみようと思ひたつ。但し、明治譯聖書に於ける變體假名の利用には、特にルールらしきものは見當らなかつた。流石に一つ一つ追ふだけの根気はないので、自分なりのルールをつくり、適當に交ぜてある。雰圍氣だけは出ているやうに思ふ。IPAmj明朝フォントに用意されてゐないglyphについては、今のところ出すことができない。「こと」や「ヨハネ」が表示できないのが殘念。

濁點變體假名 此のフォントでは、濁點變體假名glyphが用意されてゐないので、pxjaschar.styを拾ってきて、縱書き横書き用に分け、其其 pxjaschart.sty、pxjaschary.sty としてtuningした。

TeX macro TeX處理すると「ハ」(MJMZM{090171})の配置位置がずれる。氣持ち惡いので pxjaschar[ty].sty 中に \hakern と \bakern を定義して調整した。

踊り字 踊り字に對應した。明治譯では假名の繰り返しに二の字點UTF{303B}が使はれてゐるが、これの濁點glyphがないので、濁點變體假名と同じやうに \* で補った。 また、ajKunoji が横書きではエラーを吐くので、今のところ横書きでは利用してゐない。

片假名傍線 明治譯に倣ひ、片假名傍線を施した。片假名は、人名、地名、其の他と分けて一本線、二本線、線無しとした。

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