エレミヤの哀歌 (文語訳)

<聖書<文語訳旧約聖書

w:舊新約聖書 [文語]』w:日本聖書協会、1953年

w:明治元訳聖書

エレミヤの哀歌

第1章

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ああ哀しいかな古昔は人のみちみちたりし此都邑 いまは凄しき様にて坐し 寡婦のごとくになれり 嗟もろもろの民の中にて大いなりし者 もろもろの州の中に女王たりし者 いまはかへつて貢をいるる者となりぬ

彼よもすがら痛く泣きかなしみて涙面にながる その戀人の中にはこれを慰むる者ひとりだに無く その朋これに背きてその仇となれり

ユダは艱難の故によりまた大いなる苦役のゆゑによりて擄はれゆき もろもろの國に住ひて安息を得ず これを追ふものみな狭隘にてこれに追しきぬ

シオンの道路は節會の上り來る者なきがために哀しみ その門はことごとく荒れ その祭司は歎き その處女は憂へ シオンもまた自から苦しむ

その仇は首となり その敵は享ゆ その愆の多きによりてヱホバこれをなやませたまへるなり そのわかき子等は擄はれて仇の前にゆけり

シオンの女よりはその榮華ことごとく離れされり またその牧伯等は草を得ざる鹿のごとくに成り おのれを追ふものの前に力つかれて歩みゆけり

ヱルサレムはその艱難と窘迫の時むかしの代にありしもろもろの樂しき物を思ひ出づ その民仇の手におちいり誰もこれを助くるものなき時 仇人これを見てその荒はてたるを笑ふ

ヱルサレムははなはだしく罪ををかしたれば汚穢たる者のごとくになれり 前にこれを尊とびたる者もその裸體を見しによりて皆これをいやしむ 是もまたみづから嗟き身をそむけて退ぞけり

その汚穢これが裾にあり 彼その終局をおもはざりき 此故に驚ろくまでに零落たり 一人の慰さむる者だに無し ヱホバよわが艱難をかへりみたまへ 敵は勝ほこれり

敵すでに手を伸てその財寳をことごとく奪ひたり 汝さきに異邦人等はなんぢの公會にいるべからずと命じおきたまひしに 彼らが聖所を侵しいるをシオンは見たり

その民はみな哀きて食物をもとめ その生命を支へんがために財寳を出して食にかへたり ヱホバよ見そなはし我のいやしめらるるを顧りみたまへ

すべて行路人よ なんぢら何ともおもはざるか ヱホバその烈しき震怒の日に我をなやましてわれに降したまへるこの憂苦にひとしき憂苦また世にあるべきや考がへ見よ

ヱホバ上より火をくだしわが骨にいれて之を克服せしめ 網を張りわが足をとらへて我を後にむかしめ 我をして終日心さびしくかつ疾わづらはしめたまふ

わが愆尤の軛は主の御手にて結ばれ諸の愆あひ纒はりてわが項にのれり 是はわが力をしておとろへしむ 主われを敵たりがたき者の手にわたしたまへり

主われの中なる勇士をことごとく除き 節會をもよほして我を攻め わが少き人を打ほろぼしたまへり 主酒榨をふむがごとくにユダの處女をふみたまへり

これがために我なげく わが目やわが目には水ながる わがたましひを活すべき慰さむるものわれに遠ければなり わが子等は敵の勝るによりて滅びうせにき

シオンは手をのぶれども誰もこれを慰さむる者なし ヤコブにつきてはヱホバ命をくだしてその周圍の民をこれが敵とならしめたまふ ヱルサレムは彼らの中にありて汚れたる者のごとくなりぬ

ヱホバは正し 我その命令にそむきたるなり 一切の民よわれに聽け わが憂苦をかへりみよ わが處女もわかき男も俘囚て往り

われわが戀人を呼たれども彼らはわれを欺むけり わが祭司およびわが長老は生命を繋がんとて食物を求むる間に都邑の中にて氣息たえたり

ヱホバよかへりみたまへ 我はなやみてをり わが膓わきかへり わが心わが衷に顛倒す 我甚しく悖りたればなり 外には劍ありてわが子を殺し 内には死のごとき者あり

かれらはわが嗟歎をきけり 我をなぐさむるもの一人だに无し わが敵みなわが艱難をききおよび 汝のこれを爲たまひしを喜こべり 汝はさきに告しらせしその日を來らせたまはん 而して彼らもつひに我ごとくに成るべし

ねがはくは彼等が與へし艱難をことごとくなんぢの御前にあらはし 前にわがもろもろの罪愆のために我におこなひし如く彼らにも行ひたまへ わが嗟歎は多くわが心はうれひかなしむなり

第2章

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ああヱホバ震怒をおこし 黒雲をもてシオンの女を蔽ひたまひ イスラエルの榮光を天より地におとし その震怒の日に己の足凳を心にとめたまはざりき

主ヤコブのすべての住居を呑つくしてあはれまず 震怒によりてユダの女の保砦を毀ち これを地にたふし その國とその牧伯等を辱かしめ

烈しき震怒をもてイスラエルのすべての角を絶ち 敵の前にて己の右の手をひきちぢめ 四面を焚きつくす燃る火のごとくヤコブを焚き

敵のごとく弓を張り 仇のごとく右の手を挺て立ち 凡て目に喜こばしきものを滅し シオンの女の幕屋に火のごとくその怒をそそぎたまへり

主敵のごとくに成たまひてイスラエルを呑ほろぼし その諸の殿を呑ほろぼし そのもろもろの保砦をこぼち ユダの女の上に憂愁と悲哀を増くはへ

園のごとく己の幕屋を荒し その集會の所をほろぼしたまへり ヱホバ節會と安息日とをシオンに忘れしめ 烈しき怒によりて王と祭司とをいやしめ棄たまへり

主その祭壇を忌棄て その聖所を嫌ひ憎みて その諸の殿の石垣を敵の手にわたしたまへり 彼らは節會の日のごとくヱホバの室にて聲をたつ

ヱホバ、シオンの女の石垣を毀たんと思ひさだめ 繩を張り こぼち進みてその手をひかず 壕と石垣とをして哀しましめたまふ 是らは共に憂ふ

その門は地に埋もれ ヱホバその關木をこぼちくだき その王ともろもろの牧伯は律法なき國人の中にあり その預言者はヱホバより異象を蒙らず

シオンの女の長老等は地に坐りて黙し 首に灰をかむり 身に麻をまとふ ヱルサレムの處女は首を地に低る

わが目は涙の爲に潰れんとし わが膓は沸かへり わが肝は地に塗る わが民の女ほろぼされ 幼少ものや乳哺子は疲れはてて邑の街衢に氣息たへなんとすればなり

かれらは疵を負る者の如く邑のちまたにて氣息たえなんとし 母の懐にその靈魂をそそがんとし 母にむかひて言ふ 穀物と酒とはいづくにあるやと

ヱルサレムの女よ 我なにをもて汝にあかしし 何をもて汝にならべんや シオンの處女よ われ何をもて汝になぞらへて汝をなぐさめんや 汝のやぶれは海のごとく大なり 嗟たれか能く汝を醫さんや

なんぢの預言者は虚しき事と愚なることとなんぢに預言し かつて汝の不義をあらはしてその俘囚をまぬかれしめんとはせざりき その預言するところは唯むなしき重荷および追放たるる根本となるべき事のみ

すべて往來の人なんぢにむかひて手を拍ち ヱルサレムの女にむかひて嘲りわらひ かつ頭をふりて言ふ 美麗の極全地の欣喜ととなへたりし邑は是なるかと

なんぢのもろもろの敵はなんぢに對ひて口を開け あざけり笑ひて切齒をなす 斯て言ふわれら之を呑つくしたり 是われらが望みたりし日なり 我ら已に之にあへり 我らすでに之を見たりと

ヱホバはその定めたまへることを成し いにしへより其命じたまひし言を果したまへり ヱホバはほろぼして憐れまず 敵をして汝にかちほこらしめ汝の仇の角をたかくしたまへり

かれらの心は主にむかひて呼はれり シオンの女の墻垣よ なんぢ夜も晝も河の如く涙をながせ みづから安んずることをせず 汝の瞳子を休むることなかれ

なんぢ夜の初更に起いでて呼さけべ 主の御前に汝の心を水のごとく灌げ 街衢のほとりに饑たふるるなんぢの幼兒の生命のために主にむかひて兩手をあげよ

ヱホバよ視たまへ 汝これを誰におこなひしか 願はくは顧みたまへ 婦人おのが實なるその懷き育てし孩兒を食ふべけんや 祭司預言者等主の聖所において殺さるべけんや

をさなきも老たるも街衢にて地に臥し わが處女も若き男も刄にかかりて斃れたり なんぢはその震怒の日にこれを殺し これを屠りて恤れみたまはざりき

なんぢ節會の日のごとくわが懼るるところの者を四方より呼あつめたまへり ヱホバの震怒の日には遁れたる者なく又のこりたる者なかりき わが懷き育てし者はみなわが敵のためにほろぼされたり

第3章

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我はかれの震怒の笞によりて艱難に遭たる人なり

かれは我をひきて黒暗をあゆませ光明にゆかしめたまはず

まことに屢々その手をむけて終日われを攻なやまし

わが肉と肌膚をおとろへしめ わが骨を摧き

われにむかひて患苦と艱難を築きこれをもて我を圍み

われをして長久に死し者のごとく暗き處に住しめ

我をかこみて出ること能はざらしめわが鏈索を重くしたまへり

我さけびて助をもとめしとき彼わが祈禱をふせぎ

斫たる石をもてわが道を塞ぎわが途をまげたまへり

その我に對することは伏て伺がふ熊のごとく潜みかくるる獅子のごとし

われに路を離れしめ 我をひきさきて獨くるしましめ

弓を張りてわれを矢先の的となし

矢筒の矢をもてわが腰を射ぬきたまへり

われはわがすべての民のあざけりとなり 終日うたひそしらる

かれ我をして苦き物に飽しめ茵蔯を飮しめ

小石をもてわが齒を摧き灰をもて我を蒙ひたまへり

なんぢわが靈魂をして平和を遠くはなれしめたまへば我は福祉をわすれたり

是において我みづから言り わが氣力うせゆきぬ ヱホバより何を望むべきところ無しと

ねがはくは我が艱難と苦楚茵蔯と膽汁とを心に記たまへ

わがたましひは今なほ是らの事を想ひてわが衷に鬱ぐ

われこの事を心におもひ起せり この故に望をいだくなり

われらの尚ほろびざるはヱホバの仁愛によりその憐憫の盡ざるに因る

これは朝ごとに新なり なんぢの誠實はおほいなるかな

わが靈魂は言ふ ヱホバはわが分なり このゆゑに我彼を待ち望まん

ヱホバはおのれを待ち望む者とおのれを尋ねもとむる人に恩惠をほどこしたまふ

ヱホバの救拯をのぞみて靜にこれを待は善し

人わかき時に軛を負は善し

ヱホバこれを負せたまふなれば獨坐して黙すべし

口を塵につけよ あるひは望あらん

おのれを撃つ者に頬をむけ 充足れるまでに恥辱をうけよ

そは主は永久に棄ることを爲たまはざるべければなり

かれは患難を與へ給ふといへどもその慈悲おほいなればまた憐憫を加へたまふなり

心より世の人をなやましかつ苦しめ給ふにはあらざるなり

世のもろもろの俘囚人を脚の下にふみにじり

至高者の面の前にて人の理を抂げ

人の詞訟を屈むることは主のよろこび給はざるところなり

主の命じたまふにあらずば誰か事を述んにその事即ち成んや

禍も福もともに至高者の口より出るにあらずや

活る人なんぞ怨言べけんや 人おのれの罪の罰せらるるをつぶやくべけんや

我等みづからの行をしらべかつ省みてヱホバに歸るべし

我ら天にいます神にむかひて手とともに心をも擧べし

われらは罪ををかし我らは叛きたり なんぢこれを赦したまはざりき

なんぢ震怒をもてみづから蔽ひ 我らを追攻め殺してあはれまず

雲をもてみづから蔽ひ 祈禱をして通ぜざらしめ

もろもろの民の中にわれらを塵埃となしたまへり

敵は皆われらにむかひて口を張れり

恐懼と陷阱また暴行と滅亡我らに來れり

わが民の女の滅亡によりてわが眼には涙の河ながる

わが目は斷ず涙をそそぎて止ず

天よりヱホバの臨み見て顧みたまふ時にまで至らん

わが邑の一切の女等の故によりてわが眼はわが心をいたましむ

故なくして我に敵する者ども鳥を追ごとくにいたく我をおひ

わが生命を坑の中にほろぼし わが上に石を投かけ

また水わが頭の上に溢る 我みづから言り滅びうせぬと

ヱホバよ われ深き坑の底より汝の名を呼り

なんぢ我が聲を聽たまへり わが哀歎と祈求に耳をおほひたまふなかれ

わが汝を龥たりし時なんぢは近よりたまひて恐るるなかれと宣へり

主よなんぢはわが靈魂の訴を助け伸べ わが生命を贖ひ給へり

ヱホバよ なんぢは我がかうむりたる不義を見たまへり 願はくは我に正しき審判を與へたまへ

なんぢは彼らが我を怨み われを害せんとはかるを凡て見たまへり

ヱホバよなんぢは彼らが我を詈り 我を害せんとはかるを凡て聞たまへり

かの立て我に逆らふ者等の言語およびその終日われを攻んとて運らす謀計もまた汝これを聞たまへり

ねがはくは彼らの起居をかんがみたまへ 我はかれらに歌ひそしらる

ヱホバよ なんぢは彼らが手に爲すところに循がひて報をなし

かれらをして心くらからしめたまはん なんぢの呪詛かれらに歸せよ

なんぢは震怒をもてかれらを追ひ ヱホバの天の下よりかれらをほろぼし絶たまはん

第4章

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ああ黄金は光をうしなひ純金は色を變じ 聖所の石はもろもろの街衢の口に投すてられたり

ああ精金にも比ぶべきシオンの愛子等は陶噐師の手の作なる土の器のごとくに見做る

山犬さへも乳房をたれてその子に乳を哺す 然るにわが民の女は殘忍荒野の鴕鳥のごとくなれり

乳哺兒の舌は渇きて上顎にひたと貼き 幼兒はパンをもとむるも擘てあたふる者なし

肥甘物をくらひ居りし者はおちぶれて街衢にあり 紅の衣服にて育てられし者も今は塵堆を抱く

今我民の女のうくる愆の罰はソドムの罪の罰よりもおほいなり ソドムは古昔人に手を加へらるることなくして瞬く間にほろぼされしなり

わが民の中なる貴き人は從前には雪よりも咬潔に乳よりも白く 珊瑚よりも躰紅色にしてその形貌のうるはしきこと藍玉のごとくなりしが

いまはその面くろきが上に黒く 街衢にあるとも人にしられず その皮は骨にひたと貼き 乾きて枯木のごとくなれり

劍にて死る者は饑て死る者よりもさいはひなり そは斯る者は田圃の産物の罄るによりて漸々におとろへゆき刺れし者のごとくに成ばなり

わが民の女のほろぶる時には情愛ふかき婦人等さへも手づから己の子等を煮て食となせり

ヱホバその憤恨をことごとく洩し 烈しき怒をそそぎ給ひ シオンに火をもやしてその基礎までも焼しめ給へり

地の諸王も世のもろもろの民もすべてヱルサレムの門に仇や敵の打いらんとは信ぜざりき

斯なりしはその預言者の罪によりその祭司の愆によれり かれらは即はち正しき者の血をその邑の中にながしたりき

今かれらは盲人のごとく街衢にさまよひ 身は血にて汚れをれば人その衣服にふるるあたはず

人かれらに向ひて呼はり言ふ 去れよ穢らはし 去れ去れ觸るなかれと 彼らはしり去りて流離ば異邦人の中間にても人々また言ふ 彼らは此に寓るべからずと

ヱホバ怒れる面をもてこれを散し給へり 再びこれを顧みたまはじ 人々祭司の面をも尊ばず長老をもあはれまざりき

われらは頼まれぬ救援を望みて目つかれおとろふ 我らは俟ゐたりしが救拯をなすこと能はざる國人を待をりぬ

敵われらの脚をうかがへば我らはおのれの街衢をも歩くことあたはず 我らの終ちかづけり 我らの日つきたり 即ち我らの終きたりぬ

我らを追ふものは天空ゆく鷲よりも迅し 山にて我らを追ひ 野に伏てわれらを伺ふ

かの我らが鼻の氣息たる者ヱホバに膏そそがれたるものは陷阱にて執へられにき 是はわれらが異邦にありてもこの蔭に住んとおもひたりし者なり

ウズの地に住むエドムの女よ悦び樂しめ 汝にもまたつひに杯めぐりゆかん なんぢも醉て裸になるべし

シオンの女よ なんぢが愆の罰はをはれり 重ねてなんぢを擄へゆきたまはじ エドムの女よ なんぢの愆を罰したまはん 汝の罪を露はしたまはん

第5章

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ヱホバよ我らにありし所の事をおもひたまへ 我らの恥辱をかへりみ觀たまへ

われらの産業は外國人に歸し われらの家屋は他國人の有となれり

われらは孤子となりて父あらず われらの母は寡婦にひとし

われらは金を出して自己の水を飮み おのれの薪を得るにも價をはらふ

われらを追ふ者われらの頸に迫る 我らは疲れて休むことを得ず

食物を得て饑を凌がんとてエジプト人およびアッスリヤ人に手を與へたり

われらの父は罪ををかして已に世にあらず 我らその罪を負ふなり

奴僕等われらを制するに誰ありて我らを之が手よりすくひ出すものなし

荒野の刀兵の故によりて我ら死を冒して食物を得

饑饉の烈しき熱氣によりてわれらの皮膚は爐のごとく熱し

シオンにて婦人等をかされユダの邑々にて處女等けがさる

侯伯たる者も敵の手にて吊され 老たる者の面も尊とばれず

少き者は石磨を擔はせられ 童子は薪を負ふてよろめき

長老は門にあつまることを止め 少き者はその音樂を廢せり

我らが心の快樂はすでに罷み われらの跳舞はかはりて悲哀となり

われらの冠冕は首より落たり われら罪ををかしたれば禍なるかな

これが爲に我らの心うれへ これらのために我らが目くらくなれり

シオンの山は荒はて 山犬はその上を歩くなり

ヱホバよなんぢは永遠に在す なんぢの御位は世々かぎりなし

何とて我らを永く忘れ われらを斯ひさしく棄おきたまふや

ヱホバよねがはくは我らをして汝に歸らしめたまへ われら歸るべし 我らの日を新にして昔日の日のごとくならしめたまへ

さりとも汝まつたく我らを棄てたまひしや 痛くわれらを怒りゐたまふや